先日、ニュース記事で消防団の事が書いてあった。
総務省消防庁は、地域で消火活動や災害救助に当たる消防団員を確保するため、待遇改善に向けた検討を始めた。2020年の全国の団員数は過去最少の約81万8千人。少子高齢化などで減少傾向が止まらず、地域防災力の低下に危機感が強まっている。同庁は団員に支払う報酬や出動手当の引き上げを視野に有識者会議で議論し、今夏にも対策の方向性を打ち出す方針だ。 消防団員は1955年に200万人近くいたが、90年に100万人を割り込んだ。若年層を中心に入団者数も落ち込み、20年の団員数は前年比で約1万4千人減少。1万人以上減ったのは2年連続で、消防庁は「危機的状況」と強調する。
私も消防団員として20年が経つが、消火活動と地震や大規模災害等の有事の際に、家族の為・市民の為に力が出せる訓練のみすれば良いと思う。ヤフーコメントにもあったが、操法訓練は無くせば良い。その時間と労力を、上記の訓練に使えばよい。あと無駄な式典も。
操法訓練及び操法大会は私は2回、江南市代表で出場した。仕事が終わってから3か月間、ずっと訓練をした。やってよかったか?と聞かれればやってよかったと思う。消防団に入ってよかったか?と聞かれればよかったと思う。
でも、時代は変わった。話は変わるが、パティシエの世界も同じだ。自分達が修行してた25年も前は【働かせて頂いて有難いと思え】【教えていただいて給料がもらえる事を有難いと思え】という世界だった。朝から夜遅くまで働き、休みもなく超安月給。将来自立するのだから【この程度の大変さは当たり前】【根性で乗り切れ!】【できなかったらこの世界では通用しない!】教えだった。
だが、パティシエの世界は変わった。まだ一部では上記のコトが普通に行わているが、自分達が教わってきたコトはもう廃れつつある。
消防団も然り。旧態依然のコトを未だに続けている。消防団員として自分も色々と動いてきたが、全くもって変わらない。確かに良い部分も多々ある。だが、今の消防団の仕組みではこの先はもう絶対に持たない。若者が入らない?そりゃそうだ!
でも、昔も今もボランティア精神のある若者はいっぱいいる。現に消防団に入りたいという若者もいる。しかし入団しても続かない。ってか続けられない。消火活動及び大規模災害の為の訓練よりも、操法大会訓練や式典の為の訓練等では、仕事や家族の時間を削ってまでする事じゃない!
地元で火災があったり、近所が燃えてたら消火活動するなんて当たり前でしょ?災害があって、近所の方がガレキに埋もれてたら助けるでしょ?その為の訓練や実践を経験すればよい訳で、無駄な操法大会訓練や只の式典に仕事や休日を削ってまで出ろと言っておきながら、消防団に若者が入らないなんて矛盾だらけだよ。
報酬を上げる等の事が記事ではあったが、お金の問題じゃないと思う。消防団のシステムを変えないとダメ。地域住民を守る為の訓練及び出動のみでよい。あとウチの団はもう廃れて無くなったが「昔ながらの消防団飲み会」も止めた方が良い。
消防団を常に新陳代謝しながら防災スキルも上げていこうと思うなら、今の仕組みでは未来はない。先日も東北で大きな地震があったが、地域防災が大切だと言っているなら消防団の在り方やシステムを変えてもらいたい。
私自身、消防団改革に色々声と出して来たけど、個人の力ではもうどうにもならない。全国的な声を上げて消防団改革に取り組んで言ってもらいたい!このままでは絶対にダメになる!
最後に、布袋中学校区域にお住まい及び、勤務している方。地域防災に協力したい方、消防団員は常にベルジュールにて募集しております。
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