できたてモンブランの秘話?

お客様から「テレビであるお菓子屋さんの賞味期限が短いモンブランが紹介されてたけど、ベルジュールさんの方がずっと前からやってたよね~」ありがたいお言葉ですが、こればっかりは仕方がないですね。

 

そうです!昔からのお客様はご存知でしょうが、「できたてモンブラン」は1997年から作っております。

最初の最初は、賞味期限30分でやってましたね。まあ、正直全くもって売れなかったので( ノД`)シクシク…、知っているお客様は少ないかと思います。でも結構粘ったよ( ;∀;) その後5~7年くらいは賞味期限1時間でやってました。

monb2018top 2 - できたてモンブランの秘話?

当時のモンブランは、スポンジに黄色いクリームが絞ってあるタイプからフランス産の栗を使った茶色のクリームが主流になっていった頃。あ!東京や大阪の話じゃないよ。愛知県江南市の話( ˘•ω•˘ )

そこへ、焼いたメレンゲに無糖の生クリームが絞ってあって、上記の様な栗じゃなく、和栗そのままのペーストを注文を受けてから絞って、さらには賞味期限1時間(初期は30分)というモンブランを始めた所で、この地域では全く見向きもされなかったです。はい・・・・。なんで売れなかったかというと、1時間ってのがダメだった。・・・今思えばね。初期の30分なんて尚更。1時間だと逆に買っていってくれなかった。

常時ショーケースに並べれは売れるかと思い、メレンゲにチョコ塗ってみたこともあった。・・・がチョコ味が栗に勝ってしまいやめた。アーモンドプードルを入れて、湿気に強いメレンゲにしたこともあったね。

monburan1 - できたてモンブランの秘話?

上の写真は2002年頃のモンブラン。ショーケースに並んでおります( ゚Д゚) でも、こんなモンブラン作るの嫌で1週間でお蔵入り。そこで3時間にかえた。配合はそのままでメレンゲの焼き方をさらに変えた。すると・・・・気が付けばお客様から御支持を頂けるようになりました。あと20年前はモンブランも350円だったんですよ!今の価格(物価)からだと安いと思いますが、当時の周辺のケーキ屋さんは200円台とか普通でしたから、350円のモンブランは高くて尚更売れなかったとおもいます。

因みに現在は栗の価格が高騰して・・・・350円なんて価格とても無理です。はい。。。。今ではベルジュールの名物?ケーキになった感もありますが、何度諦めようと思ったか・・・。でも続けてよかったとおもいます。

使っている栗ですが当初は中津川の栗を使っていた。次に徳島に変えた。今は愛媛の栗を使っているが、親友「ナッシュカッツェ」の今井シェフが使っている茨城の栗にも興味があるので今後はどうなるか?

 

そのナッシュカッツェのモンブランは超有名!まあ、彼はオーストリア菓子マイスターだけど、ア・ポワン出身っても大きい!元々このタイプのモンブランは西八王子のア・ポワンさんが超有名(っていうか、アポワンがこのスタイルの元祖)、自分も修行時代はよく買いに行っておりました。1990年代前半の頃です(^^♪

その後今井クンがア・ポワンに入り、クドウに居た自分は仕事が終わってから八王子のデニーズまで行って夜な夜なお菓子話した事もあった。お店に行った時にもオーナーシェフの岡田さんをご紹介して頂きお話させて頂いた事もありました。当時はぺーぺーの自分です、超有名な岡田さんとお話させて頂きめちゃ嬉しかった思い出があります。因みにパティスリータクの宮ちゃんは八王子のル・フォワイエにいたので、よく両店をハシゴしておりました( ..)φメモメモ 懐かしいです。

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

CAPTCHA


定休日カレンダー

シェフ日記

  1. win1 240x240 - ウィンターハルターGS630に買い換え 食器洗浄機
  2. toryuu 240x240 - チョコレートすこしづつ始まってます
  3. 米粉ロールケーキ【米太巻】
  4. blog00004 240x240 - 今月から出ているケーキ
  5. mon2021 240x240 - できたてモンブラン 販売開始日のお知らせ

過去の記事

PAGE TOP